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倉田 翠/Midori Kurata


1987年生まれ。3歳よりクラシックバレエ、モダンバレエを始める。主に京都を中心に演出・振付家・ダンサーとして活動。京都造形芸術大学在学中よりダンス作品を発表、また他の演出家の作品にも出演し、自ら企画、運営なども行っている。2010年より継続的に、展示場での身体展示企画、『今あなたが「わたし」と指差した方向の行く先を探すこと』展を開催。2011年より京都府庁でのダンス公演『すごいダンスin府庁』実行委員長。akakilike主宰。
 photo by Kai Maetani


info

ロームシアター京都×京都芸術センター

U35創造支援プログラム“KIPPU” への参加が決定いたしました!

 日程2019年2月15日(金)16日(土) 会場ロームシアター京都 ノースホール

 詳細https://rohmtheatrekyoto.jp/program/9094/

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倉田翠 演出・振付作品 ダイジェスト

『今あなたが「わたし」と指差した方向の行く先を探すこと』展



団体初となる東京公演は、京都で初演を迎えた2作品の連続上演!

「ダンス」に逃げない 石井達朗(舞踊評論家、愛知県立芸術大学客員教授)

倉田翠のことを知ったのは2年前、横浜で村川拓也演出の『終わり』を見てからだ。演劇界で注目の村川の新作を観にいったのだけれど、すべてがダンスだった。新奇なものに走りがちな昨今のコンテンポラリーダンスにあまり見ないほどに、動きは怜悧でストイック。倉田はダンサーとしてそこにいた。もともと倉田が過去に発表した作品の断片を村川が再構成したものであることが、あとでわかった。そして去年1月、倉田の新作『Allow』を京都のアトリエ劇研で観た。やはりシャープだ。他の人にないものを持っている――いや、抱えていると言うべきか。強靭で、大胆で、妥協せず、媚びない。しかしどこかに何かを抱えている。それはガラス細工のようにもろいのか、鋼のようにつよいのか、ちがう種類のものなのか? いずれにしろ倉田は「ダンス」に逃げない。「演技」で説明したりもしない。『Allow』のあとにつくられた『捌く』と『家族写真』。京都からの嘘のない直球が二つ飛んでくる。

倉田翠さん |山田せつ子(舞踊家)

倉田翠さんは、背が高くて、顔が小さくて、色が白くて、そして、油断ならない人です。彼女の思考回路は驚くほどまっすぐで、限りなく明晰ですが、毛細血管とも言えるような意識の回路が、複雑に張り巡らされています。それらが、ここかと思えばあそこから予想外に作動してくるのです。なので、少し面倒くさい人でもあります。そんな彼女が、このところ大変な勢いで作品を作っています。言葉を探し、踊り、そこにあるものを見つめ続け、ベテランダンサーや演劇演出家、子供からおばあさん、ツワモノから過呼吸男子までと、時に、震えるような健気さ、時に油断ならない傲慢さで格闘しています。悪意も優しさも、希望も断念もまるごと抱えて、人々とともに作りだす作品は、その地図を作りはじめたばかりです。鋭く、暖かい目で、この若い作家の登場を迎えていただけたらと思います。